こんにちは!半田貞治郎です。
福永壮志監督(42)は、映画『山女』や米ドラマ『SHOGUN 将軍』で知られる気鋭の映像作家である。彼の最新作、ドキュメンタリー映画『アイヌプリ』は、12月14日に公開され、北海道で暮らすアイヌ家族の生活を追った作品だ。福永監督は自身のルーツに深く根ざしたテーマに取り組んでおり、アイヌ文化への興味が作品制作の動機となっている。
福永監督は北海道伊達市出身で、2003年にアメリカに渡り、ニューヨーク市立大学で映画を学んだ。2015年には初長編映画『リベリアの白い血』でデビューし、国際的に高く評価されてきた。以降も『アイヌモシリ』や『山女』など、自ら企画した作品を数多く手掛けている。特に『SHOGUN 将軍』では、エミー賞18冠という偉業を達成し、その演出力が注目された。
監督は『SHOGUN 将軍』への参加を振り返り、「ショーランナーが自分の過去作を気に入ってくれた」と述べ、初めての大規模な予算での制作に対する不安もあったが、全力で取り組むことで自信を得たと語る。また、主演の真田広之との共同作業を通じて、チーム全体が一つのプロジェクトとして団結していたことが印象深かったと述べている。
『アイヌプリ』は、アイヌ伝統の鮭漁を行う天内重樹さんとその家族の日常を描いており、監督はシゲさんの純粋な思いに感銘を受け、このドキュメンタリー制作へとつながった。彼は「非当事者としてアイヌの映画を撮ることは敏感な問題だが、現実をそのまま映し出すことを目指した」と語り、自身のイメージを押し付けずに真実を記録する姿勢を強調している。
福永監督は今後も社会的なテーマに焦点を当てた作品作りを続ける意向を示し、「光が当たりにくい人々や場所の声を可視化することに意義がある」と述べている。彼の独自の視点と情熱がどのような新しい物語を生むか、今後も注目される。
Citations:
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[2] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E6%B0%B8%E5%A3%AE%E5%BF%97
[3] https://hitocinema.mainichi.jp/article/weekend-cinema-shogun
[4] https://otocoto.jp/news/yamaonna0512/
[5] https://neutmagazine.com/interview-takeshifukunaga-yamaonna
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[8] https://x.com/historica_kyoto/status/1854841303470608658
[9] https://soen.tokyo/interview/annayamada230704/
[10] https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c030221/