1990年、俳優・水谷豊と伊藤蘭の長女として誕生した趣里は、幼少期からクラシックバレエに熱中。15歳で英国へバレエ留学したが、けがにより夢を断念した。しかしその挫折を糧に演技の道に進み、俳優養成所で基礎から学んだ末、2011年の「3年B組金八先生ファイナル」で女優デビューを果たす。
当初は二世俳優としての先入観がつきまとったが、持ち前の努力と実力で評価を覆し、2018年には主演映画『生きてるだけで、愛』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後も話題作に出演し、確かな存在感を示してきた。
また、NHK朝ドラヒロインのオーディションにも繰り返し挑戦し、2023年後期の「ブギウギ」で主演の座をつかむ。この作品での熱演は“転機”とも語られ、多くの視聴者に強い印象を残した。
プライベートでは食べることを楽しみ、特に「かき氷マニア」として知られる一面も。周囲からは後輩への面倒見がよい“姉御肌”として慕われており、人柄の温かさもうかがえる。
女優として真摯に役と向き合い、数々の挑戦を重ねてきた趣里。結婚と出産という新たなステージを迎えた彼女の今後の活躍に、改めて大きな期待が寄せられている。
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