こんにちは!半田貞治郎です。
「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」が、第81回ベネチア国際映画祭のエクステンデッドリアリティ(XR)部門、ヴェネチア・イマーシブのコンペティション作品にノミネートされた[4]。これは「ガンダム」シリーズ初の国際映画祭ノミネートとなる快挙である[4]。
本作は、バンダイナムコフィルムワークスとフランスのVR制作会社アトラスVが共同制作するVR映画で、VRヘッドセット「Meta Quest」向けに今秋公開予定である[1][3][4]。鈴木健一監督をはじめ、関西リョウジ(脚本)、ことぶきつかさ(キャラクターデザイン)、明貴美加(メカニカルデザイン)らが制作に携わっている[3][4]。
物語の舞台はU.C.0096(宇宙世紀0096年)。非公式の傭兵組織アージェント・キールに所属する主人公が、連邦高官の暗殺任務を請け負うが、出撃直前に連邦軍から襲撃を受ける。混迷を極める中、組織が密かに所有する「銀色のガンダム」が宇宙へと放たれる[1][4]。
鈴木監督は、VR制作の困難さを語りつつも、Atlas VやスタジオALBYONの協力のもと、VR特有の演出技法やCGの技術的な課題を一つずつ解決していったと述べている[3][4]。また、「ユニバーサルセンチュリーの世界へ自ら主役になって参加できる」という新しいガンダム体験の可能性に言及し、VR映画が新しいフォーマットとして確立していくことへの期待を示した[3]。
本作の主題歌「ACROSS THE WORLD」は中川翔子が担当。中川は「ガンダム世界へのかつてない最先端の没入感!こんな未来が来るなんて!」と興奮を隠さず、新しいガンダム体験の思い出になることを願っている[1]。
ベネチア国際映画祭は8月28日から9月7日まで開催される[4]。「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」のノミネートは、ガンダムシリーズの新たな挑戦と、VR技術の進化が国際的に認められた証と言えるだろう。
Citations:
[1] https://www.gundam.info/feature/silverphantom/
[2] https://www.gundam.info/feature/silverphantom/news/video-music/01_14149/
[3] https://www.gundam.info/news/hot-topics/01_15077.html
[4] https://mantan-web.jp/article/20240718dog00m200084000c.html
[5] https://news.yahoo.co.jp/articles/04484f8207e39fb24042338858363fc085c1cfc7